「河内草子」
題名「河内草子」は「かわちそうし」ではなく、正式??には「カウチソウシ」と読みます。カウチソファのカウチです。古典の名作「枕草子」のパロディと云う訳です・・・・・OH!! 何と恐れ多いことか・・・・・尚、各段は「河内草子」INDEX1〜より選んで下さい。
序文 スキーと哲学
その昔(学生時代)、小生にとって「哲学」とは言葉遊び・レトリックでしかない、と云う
意識が強かった。それがスキーと云う趣味に取り付かれて以来、急に身近に感じられ、
また重要に思われて来た。
十年以上前、「レスポンス」と云う言葉が流行った。「小売業は変化対応業である」
と、お経のように唱えられ閉口した。「スキーとはリカバリーの連続だ」と、同じ頃
よく耳にした。スキーというスポーツは基礎的技術も重要だが、その場のシチュエー
ションに対応する事が、同じくらい大切だと云う訳である。斜度・雪質・コースの混み
具合等などに、クイックなレスポンスが出来なくてはならないと云う事である。
この事からも判るように、ただ変化する事が重要なのではなく、どう変化するかがポイ
ントなのだろう。しかし現実的には変化すると云う事のみに眼が奪われ、「何故?」
とか、「どの様に?」と云う視点が欠落していないだろうか。
スキーの場合、基礎的技術を伴わない「変化」・「リカバリー」など笑止でしかない。
基本姿勢も充分出来ない者が、リカバリーやレスポンスなど云っても話にならないの
である。「レスポンス」の教条主義的氾濫は、1960年代・中国に吹き荒れた『文化
大革命』を連想させる。「造反有理」と云う言葉が、当時、浅薄な理解の下、溢れ返っ
たものだ。
本質・基本を充分理解せず、現象のみに眼を奪われると、「紅衛兵」の二の舞を演じる
のが関の山だ。「変化」するとは、どう云う事か?又、その重要性はどこにあるのか?
「変化の時代」と云われる今、『文化大革命』の今日的教訓を考えさせられる今日
この頃である。(2003.7.4 一部加筆訂正)
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